温泉巡りで健康な暮らし~全国温泉宿への旅~【濱西慎一】

温泉巡りで健康な暮らし~全国温泉宿への旅~【濱西慎一】

こんにちは、濱西慎一です。

2月になって寒い日が続いていますね。関東では大雪が降った日もあり、温かい湯舟が恋しくなった人も多いのではないでしょうか。そして、どうせゆっくり浸かるなら大きなお風呂……露天風呂などの温泉で入浴が出来たら幸せなのではないかと考えました。

今回は、温泉巡りを趣味にするメリットや、実際に温泉巡りを行う場合に気を付けた方が良い事、知っておくと便利な知識などを紹介します。

温泉巡りを趣味にするメリット・デメリット

温泉巡りを趣味にするメリット・デメリット【濱西慎一】

温泉巡りを趣味にすることのメリットはたくさんありますが、もちろんデメリットもあります。

ここでは、温泉巡りを趣味にすることのメリットとデメリットについて詳しく見ていこうと思います。

メリット

温泉巡りを趣味にすることによって得られるメリットの中でも一番に思いつくのは「心身どちらもの健康改善に繋がる」ということではないでしょうか?現代の人は毎日とても忙しく、お風呂も湯舟に浸からずシャワーのみで済ませてしまう人も多いと聞きます。

毎日は難しくても、「趣味」の温泉でゆっくり湯舟に浸かることができれば、メンタルにも身体の健康にも良い影響をもたらすでしょう。

温泉街は地方の各地にあります。温泉だけではなく、その土地のグルメなどを堪能しながらのんびりできるのも良いですね。まだ訪れた事のない場所に行くことができる楽しみや、新しいものとの出逢いが期待できることもメリットです。

また、そこまで時間が取れないという方には宿泊をせず温泉だけ楽しむ「日帰り温泉」という手段もあります。場所にもよりますが、例えば箱根などは日帰り温泉や足湯のある施設が充実しています。

温泉を目的に全国各地を旅してみたい、家から出て趣味を楽しみたいという人にはぴったりなのではないでしょうか。

デメリット

温泉巡りのデメリットと言えば、やはり費用面のことでしょう。有名な温泉街を巡ろうと思うと、地方へ出向かなければならないため交通費がかかります。旅の醍醐味として温泉だけではなく宿泊施設や食事にまでこだわると、海外旅行へ出かけるような額を一度に使ってしまうことも。ある程度趣味にお金をかけられる人に向いている趣味だと言えます。

また、温泉巡りは時間のかかる趣味でもあります。時間をかけてゆっくりすることが楽しい趣味なので当たり前ではありますが、「空いた時間を使ってさくっとできる趣味」を探している人には不向きだと言えます。

そういった場合は、自宅で気軽に「おうち温泉」を楽しめる入浴剤を利用してみるのもおすすめですよ。最近の入浴剤はクオリティの高いものが多いので、充分旅の気分を味わう事ができます。

趣味の温泉巡り 温泉選びのポイント

趣味の温泉巡り 温泉選びのポイント【濱西慎一】

ひとえに温泉と言っても、温泉街は日本全国にたくさんあり、それぞれに特徴があります。ここでは、趣味で温泉巡りをする際にどういった温泉を選ぶと良いのか、そのポイントを解説します。

効能・成分

温泉と言えば、効能や成分は気になるところではないでしょうか。

まず気にしなければならないのは「酸性かアルカリ性か」というところです。一般的に「pH(水素イオン濃度)」によって5段階の分類があり、~pH3.0未満を「酸性泉」、pH3.0~pH6.0未満を「弱酸性泉」、pH6.0~pH7.5未満を「中性泉」、pH7.5以上~pH8.5未満を「弱アルカリ性泉」、pH8.5以上を「アルカリ性泉」としています。

とくに療養に役立つ成分を含む温泉は「療養泉」と言われていて、療養泉は10種類に分類されます。それぞれに適応症があるため、自分の症状に合ったものを選ぶと良いでしょう。環境省が出しているリーフレットがわかりやすいです。
「あんしん・あんぜんな温泉利用のいろは」(環境省)

お湯の成分を知っておくことは、肌トラブルを避けることに繋がります。折角リラックスするために入った温泉が原因で肌に異常が出るのは悲しいので、自分の体質と温泉の成分が合うのかどうかをしっかり見極めましょう。

温度

温泉によって温度に違いがある事はご存知でしょうか。温泉の定義としては、源泉の温度が25℃以上のものを温泉と言って良い事になっています。

細かく分類すると、25℃未満のものを「冷鉱泉」、25℃〜34℃未満のものを「低温泉」、34℃〜42℃未満のものを「温泉」、そして42℃以上のものを「高温泉」と区別しています。

入浴したときに多くの人が気持ちよさを感じられる温度が42℃前後と言われている関係で、温泉地ではこの温度に調整している場所が多いと言われています。

しかし温泉は「熱ければ良い」という訳ではありません。肌への刺激を考えてすこしぬるめのお湯に長く浸かっていたいという方は「温泉」の範囲の温度のお湯があるところを選んでみてはいかがでしょうか。

景色

温泉は時間を使ってゆっくりする場所なので、ぜひそこから見える景色にも注目してみましょう。大きな露天風呂のある宿や、温泉に入る時間帯、季節などを色々考えて選ぶのも良いと思います。

時間を気にせずゆっくりしたいなら、個室の温泉があるところが良いですし、梅雨の季節なら雨が降っても入れる屋根付きの露天風呂がある場所を探すのもおすすめですよ。

温泉巡りに最適な温泉街3選

ここでは、温泉巡りを趣味にする場合に特に行ってもらいたいおすすめの温泉街をピックアップして、その特徴を紹介します。

箱根湯本温泉(神奈川県)

箱根湯本温泉(神奈川県)【濱西慎一】

都内からのアクセスが抜群な箱根湯本温泉。新宿から小田急ロマンスカーで85分、品川から60分ほどでいける温泉街です。

奈良時代に開湯された歴史のある温泉で、湯坂山からは1200年以上も前から絶えず温泉が湧き出しています。箱根二十湯の中でも箱根湯本温泉は冷え性や肩こり、腰痛などに効果がある温泉が多いという傾向があるということです。

草津温泉(群馬県)

草津温泉(群馬県)【濱西慎一】

「恋の病以外に効かぬ病は無い」と言い伝えられるほど高い効能を持つ草津温泉。都内からはバスで4時間ほどの距離にあり、リフレッシュ旅には最適な場所だと言えます。

草津温泉はpH2.05の強い酸性。強い殺菌力を持っている点が特徴です。神経痛や切り傷、疲労回復などの他、美肌効果もあるそうですよ。

有馬温泉(兵庫県)

有馬温泉(兵庫県)【濱西慎一】

大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)によって発見されたという伝説が残る有馬温泉。日本最古の温泉で、『日本書紀』や『枕草子』などの文学作品にもその名が登場します。

有馬温泉は非常に多くの成分が含まれており、金泉はリウマチ疾患や切り傷、機能性不妊症、自律神経系障害などへの効果があり、銀泉は硬直性脊椎症は慢性痛風、更年期障害、気管支性ぜんそくへの効果が見込まれています。

まとめ

温泉巡りは、心も身体もリフレッシュできる趣味のひとつです。アクティブに動き回る訳ではないため年齢に関係なく始める事が出来る点もメリットです。普段家にこもりがちな方は思い切って温泉街へ出かけてみるのも良いでしょう。

旅行と同じように少しお金がかかってしまう面もあるので、金銭的にそこまで趣味にお金をかけたくない場合は入浴剤をつかって「おうち風呂」を楽しむのも楽しいのではないかと思います。

温泉には酸性とアルカリ性など、それぞれ泉質に大きな違いがあります。相性の悪い温泉は肌トラブルの原因となりますので、自分の肌質にあった温泉を選んで楽しんでくださいね。

Posted by hamanishi