ハーブの楽しみ方~料理・園芸・資格取得など~【濱西慎一】

ハーブの楽しみ方~料理・園芸・資格取得など~【濱西慎一】

こんにちは、濱西慎一です。

最近妻がハーブティーに興味を持ち、料理に使ったり色々なハーブティーを淹れたりするようになりました。何となく健康に良いという事は知っているのですが、それぞれにどんな効能があるのかまでは知らず。

調べてみたらひとえにハーブと言っても様々な種類や効能があったので、今回は趣味としてのハーブを取り上げてみることにしました。

ハーブって?他の植物との違いは?

そもそもハーブ(Harb)は、ラテン語で草という意味を持つ「Herba」という言葉を語源にしているそうです。

様々な情報源での説明を見ると、「花や葉、茎、根などに薬効成分を含む」「人々の暮らしに役立つ香りのある」という2点の条件を満たしている植物の総称だと解釈できます。その成分や香りを活かした、ハーブの代表的な使い方がハーブティーやアロマオイルだと言えますね。

ハーブの効果とは?ハーブとスパイスの違いなど

ハーブとスパイスは似ていて、日本における定義では厳密な違いがありません。「日本では」と言ったのは、ハーブやスパイスの定義は国によっても違いがあるためです。

一説では「茎と葉と花」を使うものを「ハーブ」、「種子、実、根、樹皮」を使うものを「スパイス」と区別している場合もありますが、やはり区別は曖昧です。例えば「タンポポ茶」はハーブティーの一種ですが、使っているのは西洋タンポポの根だったりします。

また、ハーブの中でも薬効の高いハーブを「メディカルハーブ」と呼んでいます。

代表的なハーブ5選!特徴や効能を解説

様々な効果が期待されているハーブ。もちろん、選ぶハーブによってその効能は全く違います。

ここでは、代表的なハーブを5つピックアップし、その効果や特徴などを紹介します。

ミント(薄荷)

ミント(薄荷)【濱西慎一】

名前 ミント
和名 薄荷(はっか)
分類 シソ科 ハッカ属
主な効能 消化促進・整腸・抗菌・鎮痛・冷却・リフレッシュ

ハーブというものが何かを知らなくても、多くの人が知っているミント。有名なペパーミントだけではなく、スペアミントやアップルミントなど「ミント」だけでもたくさんの種類があります。

「メントール」という物質を多く含んでいるため、爽やかで清涼感のある香りや味がします。生命力が強く育てやすいので、日常的に使うなら自家栽培も良いかもしれません。

ラベンダー

ラベンダー【濱西慎一】

名前 ラベンダー
和名 薫衣草(くぬえそう/くんいそう)
分類 シソ科 ラバンドゥラ属
主な効能 リラックス・疲労回復・鎮静・安眠・食欲増進

ラベンダーも実はシソ科の植物で、「ハーブの女王」とも言われるほど長く愛されてきたハーブです。(ちなみに、日本人になじみ深いヨモギもハーブの女王と呼ばれるそうです)

アロマオイルはハーブティーだけではなく、ポプリや石鹸、入浴剤など「香り」グッズでは必ずラインナップされているので、ハーブに興味がない人もどこかでその名前を見かけたことはあるでしょう。

ミントに比べると多少難しくなりますが、系統によっては育てやすい種類もあるので、自分で育ててみるのも良いですね。

ジンジャー(生姜)

ジンジャー(生姜)【濱西慎一】

名前 ジンジャー
和名 生姜(しょうが)
分類 ショウガ科 ショウガ属
主な効能 血行促進・抗炎症・発汗・殺菌・消化促進・鎮痛

ピリッとした辛みに、じわじわと広がる温かさを感じられるジンジャー。ハーブと言うよりスパイスとして紹介されている事が多いのですが、ハーブティーではお馴染みの顔ぶれとなっています。

血管を広げて血行を良くする効果や身体を温める効果があるので、冷え性の予防や風邪の引き始めなどにおすすめです。

ジャスミン(茉莉花)

ジャスミン(茉莉花)【濱西慎一】

名前 ジャスミン
和名 茉莉花(まつりか)
分類 モクセイ科 ソケイ属
主な効能 消化促進・鎮静・血圧降下・鎮痛・通経・分娩促進・覚醒

中華料理屋などに行くと良く出てくるジャスミンティーでお馴染みのジャスミンです。モクセイ科と言えば、有名なキンモクセイなど香りの強い木のイメージですが、ジャスミンはなんと「香りの王」と呼ばれているそうですよ。

中華料理屋でよくジャスミンティーが出されるのは、消化促進の効果があるため。油っこい料理との相性が抜群です。脂肪燃焼効果やホルモンバランスを整える効果などが期待されており、嬉しい効果がたくさんある事がわかります。

カモミール

カモミール【濱西慎一】

名前 カモミール
和名 加密列(カミツレ)
分類 キク科 シカギク属
主な効能 鎮静・リラックス・抗菌・消化促進・消炎

リンゴに似た甘くて優しい香りのカモミール。ハーブティーには緊張を和らげる効果があるので就寝前に飲むのが推奨されています。

5月頃に小さなマーガレットに似た白い花を咲かせるので、園芸を兼ねて育ててみるのも良いかもしれません。実はカモミールは近くに生えている植物を元気にさせる働きをするので、寄せ植えにもおすすめです。

覚えたハーブの知識を確かめたいなら資格取得を目指すのも良い

折角ハーブについて色々調べたなら、自分がどれだけ覚えたかを試すために資格取得にチャレンジするのも良いですよね。資格の勉強の中で、また新たにハーブについての知識がつくはずです。

ハーブに関する資格には国家資格がないため、全て民間の資格になってしまうのですが、ここではハーブに関する資格について紹介します。

メディカルハーブ検定

特定非営利活動法人日本メディカルハーブ協会(JAMHA)が主催している検定です。ハーブの中でも薬効が高いとされる「メディカルハーブ」の歴史や効果や目的別の使い方などを審査する検定です。

この協会は他にも様々なハーブ関連の資格を主催していますが、この「メディカルハーブ検定」と以下で紹介する「ハーブ&ライフコーディネーター」の2つは「日常で役立てたい方」に向けた試験になっています。

ハーブ&ライフ検定

上記のメディカルハーブ検定と同じ日本メディカルハーブ協会が主催している検定です。こちらは、より趣味や生活を豊かにすることを目的としており、「ハーブやスパイスを使いながら、生活を豊かにするライフスタイルを学ぶこと」がコンセプトとなっています。

趣味として勉強するなら、この資格が一番良さそうかなと思っています。

ハーブ検定2級・1級

日本ハーブセラピスト協会(JHTA)が主催している検定です。日本で最初に行われたハーブ関連の検定と言われています。

ハーブについて、基礎知識だけではなく歴史や栽培方法、ハーブティーの美味しい淹れ方、さらにはブレンド方法などまで多角的に審査する検定です。

趣味と言うよりも、実際にハーブティーサロンを開いたりなど仕事としてハーブと関わっていきたい人向けの検定です。

まとめ

基本的なハーブの情報や代表的なハーブ、その効能などについて紹介しました。ひとえにハーブと言っても本当に多くの種類があり、例えば身近にある「ヨモギ」「シソ」「ショウガ」なども立派なハーブのひとつと言えるんですね。

今は妻が淹れてくれたハーブティーを飲むだけですが、効能などをちゃんと知ったうえでハーブティーや料理に活かしていけると良いなと思います。園芸も兼ねて自分で育ててみるのも良いですね。

Posted by hamanishi