大人の「釣り」の楽しみ方【濱西慎一】

小さい頃に、祖父や父に連れられて漁港を訪れた経験のある方は多いと思います。今は釣りYoutubeチャンネルなども流行っているので、そこから興味を持った方もいるのではないでしょうか。

大人になって「自分も釣りをしてみようかな?」と思っても、何から揃えれば良いのか意外とわかりませんよね。

今回は、初心者が最低限知っておいた方が良い、趣味としての「釣り」情報をまとめました。

釣りを趣味にするメリットとは

釣りを趣味にするメリットはたくさんあります。釣りの種類によっては子供から大人まで楽しめる趣味であることや、食べられる魚を連れれば自分で釣った新鮮な魚を食べられる楽しみもあります。

1人でも友達や家族とでも楽しめる!

_大人の「釣り」の楽しみ方【濱西慎一】

釣りは、一人で自分の思うままに楽しむことも友達と一緒に楽しむこともできる趣味。

もちろん危なくないように場所の選定や配慮が必要にはなりますが、竿やリールの使い方を教えてあげれば子どもと共通の趣味としても楽しめます。

自分に合った釣り方を模索しながら楽しめる

釣りを趣味にするというのは、それ自体を楽しめるのももちろんですが、自然を感じながらのんびりと時間を過ごせるというメリットがあります。

逆に、旅行もかねて全国各地にある釣り場を訪問し、その場所ならではの魚を釣るといったアクティブな時間を過ごすという楽しみ方もあります。

自分で釣った魚を調理できるのも楽しい!

海で釣れるアジやイワシ、キスなどや、川で釣れるニジマス、イワナなど、釣りをしていると「食べられる魚」が釣れることも多くあります。

自分で釣った新鮮な魚を自分で調理して食べるところまでを趣味にするのもおすすめです。塩焼きにしてその場で食べるのも良いですね。新鮮な魚を刺身にするのも醍醐味のひとつと言えますが、食中毒には十分注意しましょう。

色々な場所を訪れるきっかけに!運動不足の解消にも

釣り場は全国各地にあり、当然場所によって生息している魚は違います。釣りにハマっていくと、様々な釣り場を訪れてみたくなってくる人が多いです。

また、釣りは基本的に早朝から出かけ、一日外にいる場合が多いもの。遠征で前日の夜から出かけていく方もいます。効率的に釣りをするために魚のいる場所を求めて釣り場の移動を行う場合もありますし、アクティブに動かなくてはいけないため運動不足の解消にも繋がります。

釣りを趣味にするデメリットはある?

逆に、釣りを趣味にするデメリットも考えてみましょう。

こだわればこだわるほどお金がかかる趣味

初心者用の釣り道具一式だけ揃えるには、こだわらなければ安いもので最低限は揃えることが可能です。しかし、ハマればハマる程「良いもの」を揃えたくなってしまうというもの。

釣り道具は意外と使いまわしが出来ないと言われており、釣りたい魚種に合わせて別々の道具を買い揃えなくてはならないなど、拘ろうとすると必要なものも増えていきます。

その他、釣り専用の衣料品や釣り場までの交通費、餌代、入漁料なども合わせるとあっという間に費用が嵩んでしまう場合もありますので見極めが重要です。

釣りを趣味にする人は圧倒的に男性が多い

釣りを趣味にしている人が多く、趣味を通して友人ができやすい事は釣りを趣味にする魅力のひとつですが、釣りを趣味にしている人は圧倒的に男性が多いと言われています。

荷物が多くなる事や重いクーラーボックスを持つ事などを考えると、どうしても力のある男性の方が多くなってしまうのかもしれません。臭いが苦手な方やエサとなる虫が苦手という方も多いですね。

また、釣り場では周囲にトイレがないなど女性が困る問題が多いことも、あまり釣りを趣味にする女性が増えない理由の一因なのではないかと思います。

どこで釣りをする?釣り場の種類

ひとえに「釣りの種類」と言ってしまうと、狙う魚や釣り方、場所の組み合わせによって100種類以上の「釣り」があるため、今回は大まかに「場所」に注目したいと思います。ざっくり「海」と「淡水(川や湖)」の2種類に分けることができるのですが、それぞれについてもう少し詳しく見てみましょう。

海の釣り

海の釣り_大人の「釣り」の楽しみ方【濱西慎一】

【釣れる魚などの例】
アジ・イワシ・カレイ・タイ・サバ・ヒラメ・スズキ・イカ・タコ など

海釣りは、もっともポピュラーなのが防波堤での釣り。一般的に釣りのイメージで防波堤での釣りを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

その他には磯釣り、船で沖に向かう沖釣り、海に面した釣り堀や貸しボート等施設を介した釣りの方法があります。

淡水(川や湖)の釣り

淡水(川や湖)の釣り_大人の「釣り」の楽しみ方【濱西慎一】

【釣れる魚などの例】
アユ・ウナギ・マス・ヤマメ・イワナ・ワカサギ・エビ など

川や湖など、自然に囲まれた場所での釣りも人気があります。川は上流にいくほど流れが早く、海釣りよりも少し高度と言えます。

霞ヶ浦(茨城県)や琵琶湖(滋賀県)などといった湖でも釣りを楽しむことができます。

実際に釣りをするときのマナーを覚えておこう

実際の釣り場では、様々なマナーやルールがあります。釣り場そのものに対するマナーのほか、周りの人に対するもの、近隣の住民に対するものなど、全ての人々が楽しめるように気を配りながら釣りを行いましょう。

釣り場独自のローカルルールなどもあるため、釣り仲間や釣り場の先輩がいるなら事前に情報を入手しておくのが良いでしょう。

釣り場でのマナーとは?

前提として、インターネットなどから事前に自分が利用する釣り場のルールを検索し読んでおきましょう。

一般的には、決められた場所で釣りを行うことや、海への転落の恐れがある場所に向かう時はライフジャケットを着用する、釣り場を汚してしまった際にはしっかりと掃除をするなどのマナーがあります。

周囲の人々に対するマナーとは?

基本的には、周囲の人の邪魔をしたり、危険な状況にしたりする行為は禁止です。具体的には、他の人が釣りをしているポイントへの割り込みや、近すぎるスポット(10m以内)にキャストするような行為のことです。

また、キャストするときには周囲に人がいないか必ず安全確認を行ってください。その他にも、共用の通路に物を置かないなどよく配慮することが大切です。

近隣住民への配慮も大切!

釣り場によっては、近隣に住宅地がある場合も。近隣住民への迷惑にならないようにするのも大事なことです。

とくに駐車場問題。釣りは荷物が多くなりがちなため、釣り場まで車で向かう人が多いと思いますが、必ず決められた場所に駐車してくださいね。また、夜間などは特に大声で騒いだり大きな音を立てたりしないように気を付けましょう。

まとめ

大人の趣味としての「釣り」についてまとめました。

初心者が最低限持っておいた方が良い知識として簡単にまとめましたが、実際の釣りはとても奥深く、釣りたい魚や釣り方、それから場所に至るまでたくさんの方法や選択肢があります。

たくさんの選択肢があるということはそれだけ深くハマることもできますし、毎回新しいチャレンジをするような気持ちで挑めるということでもあります。

釣りは屋外でしかできない趣味でもありますし、家から出て気分転換になる趣味をつくりたい方にはおすすめです。

Posted by hamanishi