クラシカル音楽鑑賞【濱西慎一】

クラシカル音楽鑑賞【濱西慎一】

こんにちは、濱西慎一です。みなさんは、好きな音楽はありますか?車を運転する方ならドライブ中に聴いたり、最近は防水スピーカーも充実しているのでお風呂に入りながら音楽を聴いたりする方もいるみたいですね。

今回は、様々な音楽ジャンルの中でもとくにおすすめしたい、クラシカルの音楽鑑賞について解説していきたいと思います。

クラシカル音楽とは?魅力や趣味にするメリットなど

クラシカル音楽とは、文字通り「古典的な音楽」のことを言います。クラシカル音楽はもともとヨーロッパのごく一部の人たちが創り出した音楽で、その起源はローマ・カトリック教会のグレゴリオ聖歌だと言われています。

ここでは、クラシカル音楽の魅力やクラシカル音楽鑑賞を趣味にするメリット・デメリットなどについて解説します。

クラシカル音楽の魅力

クラシカル音楽の魅力は、その不変性にあると言って良いでしょう。時代や流行に左右されることなく、飽きられるようなものでもありません。

また、クラシカル音楽の中にも多彩なジャンルがあるため、全ての音楽を網羅しようと思えばたくさんの時間が必要となります。つまり、長く楽しめる趣味になり得るということですよね。

元々ポップスやロック、ジャズなど、あるいは「自分はゲームのサントラが好きなんだ!」という方もいるかもしれませんね。それらの音楽が好きだという方にもクラシカルはオススメです。なぜなら、クラシカルは全ての音楽の原点とも言えるジャンル。現代の音楽はクラシカル音楽を基礎に「良いとこ取り」したものが多くあるのです。

また、現代の音楽ジャンルにクラシカルの要素を融合した作品、というものも多くあります。例えば、ロックにクラシカル要素を取り入れた「シンフォニック・ロック」や「シンフォニック・メタル」と分類されるような作品です。

これらは、クラシカルの交響曲(シンフォニー)の要素を取り入れたロックのカテゴリで重厚感のあるサウンドが特徴なのですが、実際にオーケストラとの共演も多くあります。

クラシカルを知る事によって元々好きだった音楽をさらに深く味わうことができると思うと、興味がわきませんか?

クラシカル音楽鑑賞を趣味にするメリットとデメリット

クラシカル音楽鑑賞を趣味にするメリットは、魅力の所でも触れたとおり長く楽しめる趣味だという点が大きいです。

流行り廃りがないので、膨大な量のクラシカル音楽の中から自分が興味を持った作品を自由に選び、聴けるというのも良いですね。

クラシカル音楽は全ての音楽の基礎でもあるため、クラシカルに触れることでそれ以外のジャンルの音楽もより深く味わえるようになる点もメリットです。

クラシカル音楽鑑賞を趣味にするデメリットとしては、お金がかかるということがよく挙げられます。たしかに、クラシカルはたくさんの楽曲があるため、CDをたくさん買うとなると毎回数千円かかってしまいますし、演奏家や指揮者などによってテイストが変わるため様々なバージョンのものを買い集めると高額になってしまうかもしれません。

しかし、有名なベートーベンやモーツァルトなどの楽曲は既に著作権が切れているためインターネット上でも自由に視聴可能になっている曲も多くあります。CDのコレクションまでを趣味にしたいということでなければ、音楽系のサブスクを利用するのも良いかもしれません。

クラシカル音楽を趣味にするって具体的にどういうこと?

クラシカル音楽を趣味にするって具体的にどういうこと?

ここでは、クラシカル音楽の楽しみ方を2つの視点で解説したいと思います。

「個人的に」という視点にはなりますが、おすすめの作曲家も紹介しますのでこれからクラシカルを聴いてみようと考えている方は参考にしてみて下さい。

CDやDVDなどで楽しむ

クラシカル音楽鑑賞を趣味にする場合、一番最初に思いつく、そして簡単な方法がCDや演奏会のDVDで楽しむ方法と言えるでしょう。ブックレットに簡単な解説が載っている場合もあり、勉強にもなります。

ベートーベンやバッハ、モーツァルト、チャイコフスキー、ショパンなどまずは耳に馴染みのある有名な楽曲から聴いてみるのが良いかもしれませんね。

演奏会に行って楽しむ

実際にクラシカル音楽を演奏するコンサートに行くのも良いですね。

音楽を愛する人たちは自宅で聴く場合もヘッドフォンやスピーカーなどの音響機器にこだわっている方も少なくありませんが、生の演奏でしか得られない感動もあります。

チケットはインターネットでも購入できますし、会場となっているコンサートホールの窓口で購入できるものもあります。

自治体が所有するコンサートホールでの演奏会の場合は、その自治体が発行している広報誌などに情報が載っている場合もあります。

もちろん、インターネットでもコンサート情報を探すことができます。情報サイトは全国各地様々な会場の情報が見れるのでおすすめです。例えば、以下のようなサイトです。
https://www.concertsquare.jp/

ちいさめのコンサートであれば無料で開催されているものもありますし、子供との参加がOKなコンサートなどもありますので、自分の希望に合わせて色々探してみると良いでしょう。

初心者におすすめのクラシカル作曲家2選

個人的な視点にはなりますが、「これからクラシカルを聴いてみたいけどどれから聴いたら良いのか悩む」という方向けに、おすすめの作曲家を紹介します。

最初のうちは、数あるクラシカル楽曲の中でも「あ、これは聴いたことあるかも!」と思える曲があると楽しいと思うので、TVや店内のBGMなどで聴く機会の多い楽曲の作曲家を選んでみました。

ベートーベン

クラシカル音楽に馴染みのない方でも必ずと言ってよいほど誰もが知っているベートーベン。小学生の頃音楽室に行く度に彼の顔色を窺った経験のある方も多いのではないでしょうか。

本名は「ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)」というドイツの作曲家です。彼はここに挙げきれないほどの名曲を残していますが、初心者にもおすすめなのは「チェンバロまたはピアノのための幻想曲風ソナタ」通称「月光」と呼ばれるソナタです。第一楽章から三楽章まであるのですが、それぞれ全く異なる趣の曲となっていて興味深いですよ。

もちろん、かの有名な「交響曲第5番(通称:運命)」や「バガテル第25番 WoO.59 イ短調 (通称:エリーゼのために)」などなど、名曲と呼ばれる楽曲がたくさんあります。

音楽界に大きな革命を起こした偉大な作曲家ベートーベンは「聖なる音楽家=”楽聖”」とも呼ばれています。

チャイコフスキー

「ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(TCHAIKOVSKY, Pytr Il’ich)」はロシアの作曲家です。音楽に限らず、西洋の古典文学や童話が好きな方におすすめです。

クラシカルバレエに興味がある方なら、彼の名前を一度は聴いたことがあると思います。有名な「眠れる森の美女」や「白鳥の湖」「くるみ割り人形」といったバレエ作品の楽曲を多く残しています。

その他にも、「ロメオとジュリエット」「テンペスト」「ハムレット」などシェイクスピアの戯曲に基づいた作品などもあるので、興味がある方はぜひ聴いてみて下さい。

まとめ

今回はクラシカル音楽鑑賞について解説しました。クラシカル音楽は流行り廃りがないため、自分のペースで自由に音楽を聴くことができます。楽曲数もかなり多いため、一生続けられる趣味と言っても良いでしょう。

オペラや戯曲、バレエ、絵画など他の芸術作品と関連したものも多くあるので、芸術全般に興味のある方にはとくにおすすめしたい趣味といえます。

また、クラシカル音楽は聴けば聴くほどその面白さがわかり、演奏者によっても表情が変わります。作曲家や歴史などを知る事によってより一層の奥深さが味わえる点もポイントです。

Posted by hamanishi